「カイジ」シリーズの中で、特に印象的なキャラクターとして安藤守が挙げられます。
彼の行動や言動は、多くの読者から「クズ中のクズ」と評されるほど。
しかし、安藤がこのような評価を受ける背景には、彼独自の信念や考え方が存在します。
この記事では、安藤の行動や背景、そして彼に対する評価の理由を深堀りしていきます。
- カイジの安藤がクズ・ゴミと言われる理由
- 安藤の裏切り
- 安藤はクズ四天王の一角?
- 安藤のその後は?
カイジの安藤がクズでゴミと言われるのはなぜ?
カイジで安藤が登場するストーリーをおさらい
カイジは「カイジシリーズ」の記念すべき第一作目「賭博黙示録カイジ」における主人公です。
彼は多額の借金を背負い、その返済のためにギャンブル船エスポワールに乗船します。
この船上でのギャンブルは「限定ジャンケン」という特別なルールのジャンケンで、敗者は船内の別室に送られるのです。
別室送りになると、その後は地下労働を強制され、廃人同様になると噂されています。
カイジは、かつてのバイト仲間である古畑とともに、安藤を含む3人で協力して限定ジャンケンに臨もうと考えます。
しかし、安藤は自己中心的な行動を取り、チームの利益よりも自分の利益を優先します。
特に、ギャンブルの終盤で、カイジが自らを犠牲にして別室送りになることで仲間を救おうとする中、安藤は金のために再び裏切りを働きます。
この裏切りは、カイジの心に深い傷として残ります。
彼は別室からの脱出に成功するものの、カイジと安藤・古畑との間に生じた対立は解消されず、最終的には借金を返済することができないという悲しい結末を迎えます。
以上が大まかなストーリーです。下記で詳しく解説していきます。
カイジの安藤とは?プロフィールを紹介
安藤 守は、賭博黙示録カイジに登場するキャラクターで、特徴的な眼鏡と陰気な雰囲気を持つ肥満体型の男性として描かれています。
彼の初登場は、「賭博黙示録カイジ」の一巻。多額の借金を抱え、その返済のためにギャンブル船「エスポワール」に乗船していました。
船上では、多くの債務者たちが集められ、非合法のギャンブルで自身の運命をかける熾烈な戦いが繰り広げられます。
限定ジャンケンの攻略のため、カイジと古畑は特定の条件を持つプレイヤーを探しており、その条件に合致する安藤に声をかけることとなりました。
この出会いが、後の彼らの運命を大きく左右することとなるのです。
安藤のキャラクターは、見た目からもダメ人間の雰囲気が漂っていますが、彼の行動や選択は物語を通じて多くの読者や視聴者から「クズ」との評価を受けることとなります。
特に、彼の裏切りや自己中心的な行動は、カイジや他のキャラクターたちとの関係を複雑にしていきます。
このように、安藤 守は「カイジ」の物語の初期で重要な役割を果たしています。
アニメで安藤を演じた声優
安藤の声を担当したのは、声優の桜井敏治さんで、彼の演技によって安藤のクズっぷりがさらに際立っています。
桜井さんは、多くのアニメや映画での吹き替えを手掛けており、その中でも安藤の役は特に印象的であると多くのファンから評価されています。
カイジの安藤がクズ・ゴミと言われる理由
安藤守は、『賭博破戒録カイジ』の中で非常に印象的なキャラクターとして描かれています。
彼の行動や言動は、多くの読者から「クズ中のクズ」と評されるほどです。
では、どうして彼はこのような評価を受けているのでしょうか。
まず、安藤はカイジと古畑との共闘を約束。
しかし、彼はこの共闘の最中、自分の利益を最優先に考え、仲間を裏切る行動を取りました。
この裏切りは、彼が自分を守るため、そしてより多くの利益を得るために行ったものです。
さらに、安藤は自分の行動を正当化するための言い訳や、他人を見下すような言動が多いことも、彼のクズとしての評価を高めています。
例えば、彼はカイジや古畑を裏切った後、自分の行動を正当化するような言葉を投げかけたり、他人の価値観を否定するような言動を取ることが多いです。
また、安藤の言動や行動は、多くの読者から見ても共感しにくいものとなっています。
彼の行動原理は、自分の利益を最優先に考えることであり、そのためにはどんな手段を使っても良いという考えを持っています。
このような考え方や行動原理は、多くの読者から見ても共感しにくいものとなっており、その結果、彼は「クズ中のクズ」という評価を受けることとなったのです。
しかし、安藤の行動や言動には、彼なりの信念や考え方があることも忘れてはなりません。
彼は自分の生活を守るため、そしてより多くの利益を得るために行動しているのです。
このような考え方や行動原理は、現代社会においても多くの人々が持っているものと言えるでしょう。
限定ジャンケンでの安藤の裏切り
限定ジャンケンは、エスポワール号で開催されたギャンブルで、参加者には「グー」「チョキ」「パー」の3種のカードが4枚ずつ与えられ、さらに勝敗の証として「星」3つが配られます。
この星がなくなると、ゲームオーバーとなり、地下労働施設に送られる運命となります。
このゲームの中で、安藤はカイジと古畑と共にチームを組むこととなります。
初めの段階では、カードや星、現金は共有という約束がなされました。
しかし、安藤はその約束を破り、カイジと古畑が不在の隙にカードを勝手に使用し、敗北。その結果、貴重な「パー」のカードを失ってしまいます。
この行動により、古畑は激怒し、安藤をチームから追放しようとしますが、カイジの説得により彼はチームに留まることとなります。
しかし、その後も安藤は自己保身を最優先とし、ゲームの終盤でカイジを再び裏切る行動を取ります。
この度重なる裏切り行為は、読者からの非難の的となりました。
特に、星の売買制度を利用してカイジを救おうとする古畑の背後で、安藤が自分の利益を優先する姿勢を見せたことは、彼の性格のクズさを際立たせるエピソードとなっています。
安藤の名言
安藤のセリフは、彼の独特な性格や価値観を鮮明に映し出しています。
特に「魔が差したんだ!ちょっと、ほんのちょっとだけ」というセリフは、彼の自己中心的な行動や瞬時の欲望に駆られる性格を示しています。
また、「カイジさんを裏切る勇気を持てば、今持っている金と星を二人で山分け」というセリフは、彼の他者を利用する冷酷さや、物事を自分の利益のためだけに考える姿勢を浮き彫りにしています。
さらに、彼のセリフ「オレを巻き込まないでくださいよぅ~~~!」や「この星も……金も……オレのもの 手放さない……放したくない……」は、彼の危機的状況での自己保身の強さや、欲望の深さを示しています。
これらのセリフを通じて、安藤の自己中心的で他者を利用する性格や、彼の欲望に駆られる行動が読者に強く印象付けられます。
安藤の裏切りの瞬間
安藤は、カイジと古畑との共闘の中で、数百万円を目の前にして欲に負けてしまい、カイジを裏切るという行動を取りました。
彼の言葉「もう、カイジとは二度と会うことはない。だからこの状況で見捨てたとしても、地獄に落ちたとしてもおれには関係ない」という発言は、彼の自己中心的な性格を如実に示しています。
仲間であるカイジを平気で裏切れるその神経は、多くの読者から理解することができないという声が多く上がっています。
彼の行動は、他のキャラクターとは一線を画すクズぶりを示しており、読者からの非難の声が絶えない存在となっています。
安藤はクズ四天王の一角?
「カイジ」シリーズの物語の中には、数多くのクズキャラクターが登場します。
その中でも、安藤守はその行動や言動により、「クズ中のクズ」として多くの読者から強い非難を受けています。
彼の行動は、他のキャラクターと比較しても、その卑劣さや自己中心的な性格が際立っており、まさに「クズ四天王」の一角としてカイジの物語に名を刻んでいます。
ちなみに、クズ四天王と言われている登場人物をランキング順に並べたものが下記です。
4位 坂崎孝太郎
3位 三好智広
2位 村岡
1位 安藤守
安藤の裏切りや自己中心的な行動は、物語の中でのカイジや古畑との関係を通じて、読者に強烈な印象を与えています。
特に、彼がカイジや古畑との共闘を約束した直後に見せた裏切りは、多くの読者の心に深い印象を残しました。
このような行動から、安藤は「人間として救いようのないクズ」や「キング・オブ・クズ」との評価を受けています。
古畑もクズ
カイジは、古畑と安藤の2人を信じ、自らゲームの敗者となり別室行きを選択します。
カイジは2人が自分を助けてくれることを信じていましたが、安藤に言いくるめられて古畑もカイジを裏切るのです。
この裏切りにより、カイジは絶望的な状況に追い込まれますが、不屈の精神で脱出に成功します。
そして、裏切りの代償として、カイジは安藤と古畑に制裁を加えます。
古畑の裏切りの背景には、安藤の影響が大きく関与しています。
安藤は、ゲームの終盤でカイジを裏切る選択をし、その選択に古畑も同意。
安藤の言葉により、古畑はカイジを助けるための金やカイジへの感謝よりも、自身の利益を優先する選択をします。
安藤ほどではないとしても、結局は古畑もクズです。
カイジの安藤は正真正銘クズ野郎!
カイジの安藤「なんj」での評価は?
安藤は「カイジ」の物語において、その独特なキャラクターと行動から「クズ中のクズ」として多くの読者から認識されています。
特に、ネット掲示板「なんj」では彼に対する評価が賛否両論となっています。
多くの「なんj」に集まった人たちは、安藤の行動や言動から彼を「クズ」と評価しています。
しかし、その一方で彼のキャラクター性や物語上での役割を考慮すると、彼を好む人も存在します。
安藤の行動は、多くの人が持つ「自分自身の悪」を体現しているからです。
そのため彼に対してどこか心の端っこで共感している人も存在しています。
例えば、大金が目の前にある状況で、もう二度と会わないと確信できる相手を裏切る選択をするかどうか、という問いに対して、多くの人は自分自身の答えを見つめ直すこととなりました。
安藤のキャラクターは、このような人間の心の葛藤を巧みに描写しており、そのため彼に対する評価は非常に複雑なものとなっています。
総じて、「なんj」における安藤の評価は、彼の行動や言動に対する批判的な意見が多いものの、彼のキャラクター性や物語上での役割を評価する声も存在しています。
限定ジャンケン最後の場面での安藤の振る舞い
限定ジャンケンの最後で、安藤はカイジを裏切る行動を取りました。
怒り心頭のカイジに向かって、安藤は「魔…魔がさしたんだっ…!ちょっと…ほんのちょっとだけけ…」と言い訳。
その後、カイジは安藤から奪い返した星と現金で、同じく騙され地下に入れられるお人好しの石田というおじさんを救出しました。
石田を救出したことにより、カイジらの借金はそのままとなり、取り分もゼロに。
その後、すべてカイジに精算された安藤は、「カイジさんヒドいっすよ。途中まで仲間だったじゃないですか」「そのお金はみんなで協力して作ったもの。それを全部カイジさんのものにするなんて」と言いました。
これに対してカイジは「いい加減にしろ!ゴミどもめ!」「もういやだ!」と言ってエスポワールを後にしました。
安藤はカイジを裏切った後も、自分の行動を正当化しようとする厚顔無恥な発言を繰り返していたのです。
キング・オブ・クズと言われても仕方ないですね。
カイジの安藤の最後は?その後は死亡した?
結論から言うと、安藤のその後は不明です。限定ジャンケンの後はストーリーに登場していません。
限定ジャンケンで、カイジ・古畑・安藤の三人は、借金を一切返せませんでした。
実際、じゃんけんゲームに参加するための資金を集める過程で、借金はさらに増加しました。
その後の安藤の運命は?彼は鉄骨渡りの場面には登場しません。
性格的な要因も考慮すると、安藤が普通に就職することは難しいでしょう。そのため、高い金利の借金を返済するのは困難です。
安藤は地下へ送られるか、新しい債務者を対象としたゲームに強制的に参加させられたのではないでしょうか。
もし後者の場合でも、敗北すれば地下へ送られるため、安藤が地下へ行く可能性は高いと思われます。
【まとめ】カイジの安藤はクズ中のクズ
記事のポイントをまとめます。
- 安藤守は「カイジ」シリーズにおいて「クズ中のクズ」として多くの読者から非難を受けるキャラクターである
- 安藤は「クズ四天王」の一角としてカイジの物語に名を刻む
- 彼の裏切りや自己中心的な行動は、カイジや古畑との関係を通じて強烈な印象を与える
- 古畑も安藤の影響を受けてカイジを裏切る
- 安藤の声を担当したのは声優の桜井敏治で、彼の演技が安藤のクズっぷりを際立たせる
- 安藤はカイジと古畑との共闘を約束するも、自己中心的な行動を繰り返す
- 彼のセリフ「魔が差したんだ!ちょっと、ほんのちょっとだけ」は彼の自己中心的な性格を示す
- 安藤はカイジを裏切った後も、自分の行動を正当化しようとする厚顔無恥な発言を繰り返す
- 安藤のその後の運命は不明で、地下労働施設に送られる可能性が高い
- 安藤のキャラクターは、人間の心の葛藤を巧みに描写している
- 安藤の行動原理は、自分の利益を最優先に考えることである